札幌市が出資する一般財団法人さっぽろ産業振興財団(以下、財団)は5月20日、「令和7年度オリジナルコンテンツ制作補助金」の公募開始案内メールを送信する際、138件のメールアドレスを誤って相手方に表示される状態で送信したと発表しました。
メールは20日午前10時29分に送信され、財団職員が、BCCではなくCC欄に事業者のメールアドレスを入力したまま送信してしまったことが流出の原因だということです。
財団は誤りに気付き、送信から約15分後に、対象者全員に謝罪のメールを送信。誤送信したメールの削除を依頼するとともに、順次電話連絡を行い、改めて謝罪しました。
現時点で被害等の報告は受けていないとのことですが、財団は再発防止策として、以下の対策を講じるとしています。
・外部の複数宛てにメールを送信する際は、複数の職員により確認する
・メール送信に関する注意事項を周知徹底する
今回のミスについて財団は「対象者の皆さまに多大なるご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げるとともに、二度とこのようなことが発生しないよう、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。
札幌市が出資する団体は30あり「一般財団法人さっぽろ産業振興財団」はそのうちのひとつです。HPによりますと、『情報通信関連産業の集積等の札幌市の産業特性を生かし、企業活動を支える人材の育成、創業支援、産業情報提供機能の充実等を通し、札幌市における新たな産業の創出と産業全体の活性化を図り、もって経済の発展に寄与する』ことを目的としています。