大手私鉄同士の異色コラボ車両が、まもなく運行を開始します。
町中をさっそうと走る青と緑のグラデーションカラーが特徴の電車。
これまでは小田急電鉄として走っていましたが、まもなく西武鉄道の車両として再デビューします。
元々の小田急の車両と比較してみると、どことなく面影が残っています。
このように、大手私鉄同士で車両を譲り受け、生まれ変わらせて運行させるのは異例だということです。
西武鉄道 車両部・吉田一樹さん:
新しい車両の製造に加えて、環境負荷の少ないサステナ車両を並行して導入することにより、省エネルギー化を加速させる取り組みをするために導入を決めました。
西武によりますと、この取り組みによって、1両あたりの製造で排出される二酸化炭素を約94トンも減らすことができるそうです。
座席やつり革の一部は小田急のものをそのまま利用し、デザインの市松模様には「永遠」というSDGsの意味が込められているそうです。
そして、5月24日(土)には、小田急と西武の乗り比べイベントも。
海老名駅を出発し、小田急線で新宿へ。
そして、西武新宿駅からは「サステナ車両」で新所沢駅へ向かいます。
1人1万8000円とちょっとお高めですが、多くの応募があったそうです。
西武鉄道 車両部・吉田一樹さん:
それぞれの違いであったり、同じであるといった部分を探していただけたら。
この「サステナ車両」は、来週31日から西武国分寺線で順次運行開始。
鉄道界の新たな一歩を踏み出します。
運行開始を記念したグッズの発売やイベントの開催も予定されているということです。
この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。
ギャラリーページはこちら(13枚)