若い世代に自転車の交通ルールを遵守してもらおうという取り組みを鳥取警察署と鳥取大学が行っています。
鳥取警察署長から自転車月間に関する取り組みで任命書が手渡されたのは、鳥取大学サイクリング部の中村龍平部長です。
自転車の安全利用の模範となり、学生目線で広報活動に協力する自転車安全利用推進リーダーに任命されました。
鳥取大学サイクリング部・中村龍平部長:
自転車は改めて危険だなと思った。学生の意識も変わってきたのではないかなと思う。
鳥取大学では2023年、鳥取キャンパス内の道路で男子学生と女子学生が乗った自転車同士が衝突し、女子学生が意識不明の重体となる事故が発生しました。
現場周辺にヘルメットは落ちておらず、意識不明となった女子学生は、ヘルメットを着用していなかったとみられています。
警察庁によると、過去5年間の自転車乗車中の死亡事故のうち、約5割が頭部に致命傷を負っています。
またヘルメットを着用していない場合の致死率は、着用している人の2.4倍というデータもあります。
鳥取大学サイクリング部・中村龍平部長:
大学生は、自転車が交通手段のメインではあるので、部活動の一環としてしっかりと担って行けたらなと思っております。
鳥取大学サイクリング部では、キャンパス内でヘルメット着用を呼びかけるチラシを配るなどして、自転車マナーの向上に努めたいとしています。