北海道・札幌市の動物園で目撃されたのは、足元がおぼつかない中でも一生懸命母親に近づく2頭。
4月生まれたばかりのホッキョクオオカミの赤ちゃんです。
他にもくりっとした目で毛布に包まれるキンカジューの赤ちゃんや、草むらをよちよち歩くペンギンの赤ちゃん。
今、“かわいい”だけでは済まされない状況に置かれていました。
春のベビーラッシュを迎えていることをSNSで報告しているのは「ノースサファリサッポロ」。
数々の法令違反が指摘され2025年9月末までの閉園を発表。
飼育小屋などの違法建築物156棟の撤去と、動物640匹の移動を進めています。
しかし、3月時点で移動した動物は210匹。
半数以上の移動のめどが立っていない中、新たな命が次々と誕生しているのです。
札幌市の関係者からは「自然の摂理なので仕方ないが園は何をやっているのか…」と困惑の声も上がっています。