東京・茅場町の仮店舗で営業を続けている宮城県物産振興協会のアンテナショップ「宮城ふるさとプラザ」について、有楽町の東京交通会館に本設で移転することが発表されました。移転先でのオープンは今年8月の予定です。
アンテナショップ「宮城ふるさとプラザ」は東京・池袋で2005年にオープンしましたが、去年12月、県が高額な賃料などを理由に負担の打ち切りを決め、閉店しました。
しかし、存続を望む声も多く、物産振興協会はクラウドファンディングで資金を募り、日本橋茅場町の新たなビルで今年1月から営業を再開していました。一方、そのビルは来年3月での取り壊しが決まっていることから、協会は本設の移転先も検討していて、この度、有楽町の東京交通会館に決めたということです。
東京交通会館はJR山手線有楽町駅の目の前で人通りも多く、北海道や秋田など全国のアンテナショップが集まっています。
県物産振興協会 伊藤秀雄会長
「売れるものだけを売る協会ではない。これから新たな産品を育てていくためにはどうするか。そういった場に使うのが協会の使命」
宮城県 村井知事
「人的支援などは考えられる。ただ今までのような財政支援は考えていない。独立採算で頑張っていただきたい。サンドウィッチマンさんにもPRを手伝ってもらいたい」
また、物産振興協会と県は5月19日、県内産品の販売促進や販路拡大などについて連携を深める協定を結びました。新たな店舗のオープンは今年8月の予定です。