宮城県岩沼市で保育士の女性が殺害された事件で逮捕された男が、去年の秋ごろ、SNSで女性と知り合っていたことが分かりました。
18日、殺人の疑いで送検された岩沼市の無職佐藤蓮真容疑者(21)です。警察官に連れられ車に乗り込む前、報道陣のカメラに向けて手を交差し、バツ「×」の字のようなポーズを示す仕草を見せました。
佐藤容疑者は4月12日の夜、岩沼市の防潮堤の上で、仙台市太白区の保育士・行仕由佳さん(35)を刃物で複数回刺し、殺害した疑いが持たれています。
警察のこれまでの調べに、佐藤容疑者は「事件当日、行仕さんと現場に行ったのは間違いないが犯行には及んでいない」と話し、現在は「黙秘します」と話しているということです。
警察によりますと、佐藤容疑者は去年の秋ごろ、SNSを通じて行仕さんと知り合い、自身が出場するキックボクシングの試合のチケットを渡したり、スマートフォンで複数回連絡を取り合っていたということです。