岩手県大船渡市で発生した林野火災での課題を受け、新潟市で17日、道幅の狭い林道での火災を想定した訓練が行われました。
17日、新潟市秋葉区で行われた訓練には新潟市消防局や消防団から50人以上が参加しました。今年2月に岩手県大船渡市で発生した大規模な林野火災では、水の確保が課題に。そこで、17日の訓練では大型の消防車両が通ることが困難な道幅の狭い林道での火災を想定して行われました。
今回は水源となる秋葉湖から多くの水をくみ上げるため大容量の水を送ることができる送水車とホース延長車を組み合わせたシステムを初めて導入。
また、狭い林道では、小型の特殊車両を使いながら600メートル先の現場で消火訓練を行いました。参加した隊員などは道幅が狭い場所での消火手順について確認していました。
【新潟市消防局警防課 浅野良明課長】
「日頃より様々な災害に対応する訓練を実施して新潟市民の安全につなげていきたい」
消防は引き続き、火の取り扱いに注意を呼びかけています。