幕末の福井の歌人橘曙覧の功績や人柄を学ぶ講演会が17日、福井市内で開かれました。この講演会は橘曙覧記念文学館の開館、そして曙覧の全国子孫会の発足から25年が経過したことを記念して開かれました。
17日は全国各地から曙覧の子孫ら約30人が集まり、福井市内で語り部も務める曙覧の玄孫がさまざまなエピソードを紹介。曙覧には3人の息子がいて、生活は貧しかったがその人柄に惚れた福井藩主だった松平春嶽やその側近・中根雪江をはじめとした人たちが、曙覧のもとに集まり、歌が認められて地位が上がっていったと解説しました。
参加者は近代の歌人に影響を与えた功績をたたえ後世に語り継いでいくことを確認していました。