女性名義のSNSアカウントを使う人物からオンラインショップの開設を誘われ、福岡県筑紫野市の74歳の男性が商品の仕入れ代金名目で3200万円あまりをだまし取られていたことがわかりました。
筑紫野警察署によりますと筑紫野市の会社役員の男性(74)は4月20日、インターネットサイトで女性名義のSNSアカウントを使う人物と知り合い、SNSでやり取りするようになりました。
男性は「インターネット上でオンラインショップをすればもうけることができる。やってみませんか」などと誘われたため、送信されたURLに接続し、注文が入るたびにその仕入れ代金を指定口座に送金する形で、5月13日までの間に10回にわたり計3222万3913円を振り込み、だまし取られたということです。
警察は恋愛感情を抱かせて金銭をだまし取るSNS型ロマンス詐欺事件として調べるとともに、
▽SNS上でのお金の話は詐欺の可能性があります
▽SNSは知らない人からの「友だち申請を拒否」「メッセージ受信を拒否」する設定にしておきましょう
▽「絶対にもうかる」「元本保証」という話は、詐欺ですので注意しましょう
などと注意を呼びかけています。