5月16日から運転が再開されたのは、福島県奥会津のJR只見線の会津川口駅から只見駅の区間。2月の記録的な大雪に伴い、なだれの発生が確認され、その後も危険性があったことから運転見合わせが続いていた。
除雪作業などが行われ、102日ぶりに全線で運転再開となった。
新潟から訪れた男性は「待ちに待ったという感じですかね。僕は2か月に1回くらいは乗りに来るので、長い間待ったかなってところだけど、なんとか通れるようになってよかったと思います」と話す。
なだれで橋が流され、現在も新潟県につながる国道252号線の通行止めが続く只見町。観光客は例年の同じ時期と比べて、約8割減少したということだ。
只見町観光公社の新國元久社長は「いままで交通の手段がなくて、おいでになれない方、只見線に乗りたい方がおいでいただけなかったんですけれども、やっとこれでおいでいただける状況になったなという風に思いますね」と開通を喜ぶ。
新緑の只見川沿いを走る只見線が、観光客回復の呼び水となるか、期待が高まっている。