4年後を目標にJRからあいの風とやま鉄道に経営が移管される城端線・氷見線に導入される車両の基本デザインが決まりました。
JR城端線と氷見線は4年後の2029年を目標にあいの風とやま鉄道に経営が移管されることになっていて、16日開かれた県と沿線4市との会議で、新たに導入される新型車両、ハイブリッド気動車のデザインが示されました。
デザインは愛知県生まれのデザイナー鈴木啓太さんの案で、沿線4市の歴史的な特徴や魅力の”重なり”がコンセプトです。
外観の青と緑のグラデーションは、海と山を結ぶ路線が表現され、窓は、砺波地域の伝統家屋の「丸窓」がモチーフにされています。
内装は天井と床に木目を活用し、温かみが演出されています。
これに出席者は「丸い窓は遊び心があっていい」などと概ね承認したうえで、「海方面へ向かうときは青色が前、山方面へ向かうときは緑色を前にすればどうか」などの要望も出されました。
*新田知事
「デザイン、色、丸い窓(円窓)など、結構自慢できるデザインになった」
今後、会議では、路線の利便性や快適性の向上などについて意見が交わされ、4年後の経営移管を目標に実施計画が策定されます。