2月に発生した岩手県大船渡市の山林火災で、住宅が被害を受けた人たちの応急仮設住宅への入居が5月17日から始まります。
16日は赤崎町蛸ノ浦地区の仮設住宅に入居する人に鍵の引き渡しが行われました。
16日は県が整備した応急仮設住宅のうち、赤崎町の仮設住宅に入居する人を対象に鍵が引き渡されました。
県では市の要望を受けて赤崎町蛸ノ浦地区と三陸町綾里の2カ所に合計33戸の長屋タイプの仮設住宅を建設していて、このうち蛸ノ浦地区の仮設住宅には7世帯が入居します。
入居する人たちは市の職員から住宅の説明を受けたうえで必要な手続きをしました。
鍵を受け取ると、元の生活に近づけることに安堵した様子でした。
赤崎町の自宅が被害 袖野里子さん
「(避難所から)広い所に行けるので楽しみにしている。どうしても部屋が狭かったので」
仮設住宅への入居は蛸ノ浦地区は5月17日から、綾里は5月24日から始まります。
大船渡市の渕上清市長は16日の会見で入居者の生活再建を支援する考えを示しました。
大船渡市 渕上清市長
「被災され、そこに住みながら再建に向かう被災者の意向を一番に考えていきたい」
このほか市は山林火災で被害を受けた建物の数をこれまでの222棟から4棟増やし226棟に更新しました。