JR東日本は16日「線路の整備作業」を報道に公開した。これまでこうした作業は深夜に行われてきたが、列車の運行を止めてでも日中に作業することで、現場の負担を軽くするのが狙い。
16日、JRは、左沢線の寒河江駅と西寒河江駅の間で、線路の整備作業を行った。
重機を使って線路の枕木を交換する作業で、木製の枕木からコンクリート製の枕木に交換した。これまでこうした作業は夜間に行っていたが、16日は左沢線上下合わせて2本を運休させて作業を行った。JRによると列車を運休させての日中の整備作業は、県内では4年前から始めているという。
(山形保線技術センター所長・渡邊綾介さん)
「これまでよりも安全であったり作業効率が高まることを期待して、実施をさせていただいております。業界全体として労働力の不足という所がいわれておりますので、そういった所を打破するための一つの施策だという認識で思っておりますので。我々としては積極的に推進していきたいと考えております」
運休を伴う日中の整備作業は、今後、米坂線でも予定されている。運休情報はJRのホームページで確認できる。