香川県内で2023年度に殺処分されたイヌの数がこれまでで最も少なくなり、全国ワーストを脱却したことが分かりました。
香川県によりますと、2023年度に県内で殺処分されたイヌの数は259匹で、これまでで最も少なくなりました。イヌの譲渡会の実施や野犬を増やさないための呼びかけなどが一定の効果をあげたとみられています。
全国で見ると最多は脱却したものの2番目に多く、依然、深刻な状態が続いています。香川県は気候が温暖で、野犬が増えやすく収容数が多いため殺処分数が2013年度から8年連続で全国最多となっていました。
県は、今後も譲渡会を継続的に開くほか、飼い主らに適正な飼育や不妊手術などを呼びかけることで殺処分されるイヌを減らしたいとしています。