17日から大分県の宇佐神宮を舞台に開催される将棋の名人戦の話題です。
藤井聡太七冠が防衛を決めるのか、永瀬拓矢九段が意地を見せるのか、注目されます。対局を前に県内での盛り上がりを取材しました。
将棋の八大タイトルの中で最も歴史がある名人戦。
ここまで藤井聡太七冠が3連勝していて防衛に王手をかけています。
前回の名人戦は2024年5月にも別府市で行われました。
対局前日には、藤井七冠などが海地獄を訪れ、当日は、プロ棋士が戦況を伝える大盤解説の様子が温泉でも放映されるなど湯の街も盛り上がりを見せました。
こうした中、今回の名人戦で第4局の会場に選ばれたのが2025年、創建1300年を迎えた宇佐神宮です。
こちらは、対局に使われる勅使斎館という場所です。
◆宇佐神宮 山本宗龍権禰宜
「今回の対局会場は、一般の方もなかなか入ることができない場所」
節目の年に開催される大一番に向けて準備が進められています。
◆宇佐神宮 山本宗龍権禰宜
「無事に気持ちよく試合(対局)に臨めるよう、準備を進めている」
一方こちらは、宇佐市の北馬城小学校です。
この学校では名人戦をきっかけに将棋に親しみを持ってもらおうと5月から将棋の授業を行っていてこの日が2回目。
子どもたちは自宅でもタブレットなどを使って練習してきたということで真剣な様子で取り組んでいました。
◆女の子
「王が取られそうになって逃げるときが楽しかった」
◆男の子
「勝った時はうれしかったし、またやってみたいと思った」
そして、子どもたちも名人戦を心待ちにしています。
◆男の子
「楽しみ。(藤井さんは)今7つ(タイトルを)取っているからそれをまだまだ取ってほしいから」
また、今回の対局を特別な思いで迎える人も。
豊後高田市に住む川本昌光さんです。
川本さんは、今回の第4局で所有する駒と盤を対局用に提供するという大役を担います。
40年ほど前から駒や盤を30組以上集めたという川本さん。
過去にも、名人戦で駒や盤を提供してきましたが、とっておきは、13年前の名人戦で使われたものです。
◆日本将棋連盟 国東八将会支部川本昌光監事
「これは実は言うと、名人制度始まって以来400年目の決着の盤と駒で非常に宇佐神宮1300年にふさわしいのではないかと」
今回は、これに加えて新たに仕入れた2種類の駒と盤1面を提供する予定です。
対局で使われる駒と盤は藤井七冠と挑戦者の永瀬九段によって前日に決められるということです。
◆日本将棋連盟 国東八将会支部川本昌光監事
「木の風合いと書体が違うので対局者の好みが出てくるのでそこも1つの楽しみ」
先週行われた第3局の終局後、藤井七冠が意気込みを語りました。
◆藤井聡太七冠
「ここから第4局、第5局と1週間程度で続いていくので、ここから準備も含めてしっかりとやっていかなくてはいけない」
注目の対局はいよいよ17日から。勝負の神様ともいわれる八幡神が見守る中で行われます。
藤井七冠と永瀬九段の2人は、16日午後、宇佐市内に到着し、対局の舞台となる宇佐神宮を参拝する予定です。
その後は、将棋ファンなど100人が参加する前夜祭が予定されています。ここでは翌日の大一番に向けた2人の決意表明などがあるようです。
また、対局中、2人が食べる「勝負めし」の候補には地元食材を使ったものなど市内の人気グルメ19品が選ばれています。
どんなものが選ばれるのか。勝負の行方とともにこちらも気になりますね。
藤井七冠がタイトル防衛を果たすか永瀬九段が一矢報いるのか注目です。
ここまで名人戦についてお伝えしました。