中谷防衛相は14日午後、愛知・犬山市で航空自衛隊員2人が搭乗した自衛隊機が池に墜落したことについて陳謝した。そのうえで、安否不明の乗員の救出に全力をあげる方針を強調した。
中谷大臣は午後7時すぎ、防衛省で記者団の取材に応じ、航空幕僚監部に事故調査委員会を立ち上げたことを明らかにし、「国民の皆様にご心配をおかけしていることを心からおわび申し上げる」と述べた。
中谷大臣はさらに、事故現場周辺の被害状況として、池の水面に油が浮いているという情報があり、油の回収に向けて対応していることや、現場付近において機体の一部が発見されていることを明らかにした。
そして、「現時点において、墜落した原因等については不明だが、人命の救出に引き続き全力を尽くしていく。関係者の皆様方に大変なご迷惑をおかけしたことを心からおわびを申し上げる」と陳謝した。
中谷大臣は事故の一報を受けて、「当該自衛隊機の状況の把握と速やかな捜索および救難の実施」、「周辺地域の被害状況の確認」、「関係自体への迅速な情報提供」の3点を指示している。