富山市で「メンズエステ」と称し、性的なサービスを提供した疑いで男女4人が逮捕された事件で、店の経営に関わっていた富山大学の准教授が「生活費や遊ぶ金がほしかった」と供述していることがわかりました。
風営法違反の疑いで逮捕されたのは、富山大学の准教授滝谷弘容疑者(49)ら男女4人で、今月10日、店舗型性風俗店の営業が禁止されている富山市のアパートの一室で、「メンズエステ」と称し、男性客に性的サービスを行った疑いが持たれています。
滝谷容疑者は容疑を認め、「生活費や遊ぶ金がほしかった」と供述していることが捜査関係者への取材で新たにわかりました。
これまでの調べで、滝谷容疑者は女性従業員のスカウトや宣伝のほか、ホームページの作成を担当し、店の売り上げの一部を受け取っていたとみられています。
警察は滝谷容疑者が別の違法な店舗にも関与していないかなど、調べを進めています。
滝谷容疑者は、2012年、射水市の津波ハザードマップの作成に検討委員会の委員長として携わっていました。
*滝谷弘容疑者(当時委員長)
「ハード的な補助が必要になってくる。津波避難構造物や避難タワーとか。ソフトとハードが一体となって最終的には津波防災、地震防災になる」
射水市はこの5年間、滝谷容疑者を防災関係の委員会などのメンバーに選んでいません。
一方、富山大学の教職員は、兼業する場合に大学に申請する必要があります。
滝谷容疑者がメンズエステ店の経営を申請していたかどうかについて大学は「答えられない」としています。