福井市は13日、ベトナムから帰国した市内の50代男性が麻疹(はしか)に感染したと発表しました。男性は5日に帰国し、感染させる可能性がある期間に関西国際空港や福井市役所などに立ち寄っていたとして市が注意を呼び掛けています。
 
市によりますと、福井市の50代男性は5月5日にベトナムから帰国した際、発熱などの症状があり、11日に市内の医療機関を受診。13日にはしかへの感染が確認されました。
  
男性は5月5日午前7時20分頃から8時30分頃まで関西国際空港第1ターミナルに滞在し、7日午前11時頃から午後0時頃まで福井市役所保険年金課にも立ち寄ったということです。
 
はしかは感染力が高く、空気、飛沫、接触での感染の恐れがあります。感染すると約10日~12日後に38度程度の熱や咳、鼻水など風邪のような症状が2~4日続き、その後39度以上の高熱とともに発疹や口腔内に白い粘膜疹が出るということです。
 
市では、男性と同じ時間帯に施設を訪れ、発熱や咳などの症状があらわれた場合は、あらかじめ医療機関にはしかへの感染の可能性があることを連絡してから、マスクを着用して受診してほしいと呼び掛けています。

福井テレビ
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