江戸時代、お茶の生産が盛んだった宮城県富谷市で、かつての特産「富谷茶」の復活を目指そうと新茶の摘み取りが行われました。
日差しを浴びて青々と茂った茶葉。富谷市の茶畑では「富谷茶復活プロジェクト」に取り組むシルバー人材センターのスタッフや、若生市長など約30人が新芽をていねいに摘み取っていきました。
「富谷茶」は江戸時代に伊達政宗が奨励して以降、盛んに作られてきましたが、1970年ごろに生産が途絶えました。その後、2017年に「復活プロジェクト」が立ち上がり、年々、生産量を増やしています。
今年は霜の影響もなく、みずみずしい新芽が顔をのぞかせました。記者も触ってみると…。
記者リポート
「青々としていて、触り心地はやわらかく、しっとりすべすべです」
収穫した人
「一番先のいい葉っぱしか使っていないので、甘みがあっておいしいお茶」
富谷市 若生裕俊市長
「富谷の誇る富谷茶をより多くの皆さんに味わっていただきたい。全国に発信していければ」
今年は去年の倍となる約80キロの収穫を見込んでいて、10月に行われる「街道まつり」で新茶が振る舞われるということです。