ギャンブル依存症について正しく知ってもらおうと、宮城県庁でパネル展が開かれています。
「ギャンブルをやめられなくて、人生をやめたくなった」
「家の電話が鳴るたび、借金の取立てかと思う」
このパネル展はギャンブル依存症啓発週間にあわせ、県が企画したもので、県庁1階ロビーには当事者の声などが展示されています。県では、県精神保健福祉センターを依存症に関する相談窓口にしていて、昨年度のギャンブルに関連する相談件数は、前の年より44件多い220件でした。
この日は、全国ギャンブル依存症家族の会宮城のメンバーも訪れ、近年、社会問題となっているオンラインカジノをきっかけに、若者の依存者が増加傾向にあると話しました。
全国ギャンブル依存症 家族の会宮城 小野一枝代表
「周りに助けを求める、そういうふうに広まっていってくれるといい。周りの人も悩んでいる人がいたら『相談先や病院がある』と言えるような社会になっていけたらいい」
パネル展は5月16日まで開かれています。