プレスリリース配信元:三幸エステート株式会社
募集賃料 上昇傾向が続く
三幸エステート株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:武井重夫)は、2025年4月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル※1のマーケットデータをまとめた「オフィスマーケット2025年5月号」を公表します。
※1:大規模ビル=1フロア面積200坪以上の賃貸オフィスビル
※調査時点:2025年4月末現在および各年12月31日時点
※本リリース・公表データは次のURLからもご覧いただけます https://www.sanko-e.co.jp/data/
東京都心5区 大規模ビル 空室率&潜在空室率
空室率 前月から大幅な低下 2021年5月以来の2%台
空室率は前月比マイナス0.84ポイントの2.71%となった。前月から大幅に低下し、2021年5月以来の2%台となっている。港区の新築・築浅ビルを中心にまとまった面積の空室が消化され、主な低下要因となっている。潜在空室率は前月比マイナス0.61ポイントの4.70%と大幅に低下し、2020年10月以来の4%台となった。
<空室率&潜在空室率>
東京都心5区 大規模ビル 募集賃料&募集面積
募集賃料 上昇傾向が続く 2020年11月以来の30,000円/坪台
募集賃料は前月から上昇し、2020年11月以来の30,000円/坪台を回復した。17ヵ月連続で前月から上昇または横ばいとなり、上昇傾向が継続している。湾岸エリアでは依然としてテナント誘致に時間を要しているものの、都心部では品薄感が漂うエリアが多く、募集面積は2020年8月以来の30万坪台が目前に迫っている。
<募集賃料&募集面積>
東京都心5区 大規模ビル 募集賃料 対前年同月比
15ヵ月連続プラスで上昇ペースは加速
募集賃料の対前年同月比は、2024年2月から15ヵ月連続でプラスとなり、上昇傾向が継続している。プラス幅は直近3ヵ月では5~6%台に達し、上昇ペースが加速している。募集賃料はマーケットの動きに遅行する傾向にあるが、対前年同月比で見るトレンドは比較的安定しており、今後も上昇傾向が続くと考えられる。
<募集賃料 対前年同月比>
アナリストの視点
活発なオフィス需要を背景に募集床の減少傾向が継続しており、周辺エリアへ需要が滲み出す動きも一部で見られる。今年の供給はピークを過ぎていることから、需給バランスは引き締まり傾向が続くと予想される。募集賃料の上昇ペースが更に加速していくか、今後の動向に注目したい。(市場調査室 今関豊和・津田宏美)
<空室率の推移(6大都市 大規模ビル)>
<募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)>
三幸エステートHP:https://www.sanko-e.co.jp/
三幸エステート株式会社について
三幸エステート株式会社(1977年5月17日設立)は、企業のオフィス戦略を総合的にサポートしています。最適なワークプレイスの検証・提案から、賃貸オフィスビルの選定サポートと仲介、プロジェクト遂行に不可欠なマネジネント機能の提供まで、オフィスに関するあらゆるニーズに幅広くお応えしています。
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