大阪市西成区の「あいりん総合センター」について、大阪市が近く解体工事を行うことが分かりました。
■市議会で承認されれば工事に着手予定
職業安定所などが入っていた大阪市西成区の「あいりん総合センター」は、建て替えのため6年前に閉鎖されましたが、その後もホームレスが寝泊まりする状況が続いていました。
大阪府が裁判を起こし、去年12月、大阪地裁がホームレスを立ち退かせる強制執行を行っていました。
市によると、解体工事についてことし3月に市内の業者と仮契約を結び、今月末に開かれる市議会で承認されれば、工事に着手する予定だということです。
工事にはおよそ11億5000万円かかる見通しで、市は、2027年3月末までに完了する計画です。