プレスリリース配信元:シェアフル株式会社
~初回の研修がしっかりしていた職場では約80%が再度はたらきたいと回答~
「はたらいて、笑おう。」をビジョンに掲げるパーソルグループのスキマバイトアプリ『シェアフル』やSaaSシフト管理サービス『シェアフルシフト』、就業実績を活用した人材紹介サービス『シェアフルエージェント』などを提供するシェアフル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:横井 聡)は、『シェアフル』ユーザーを対象に、初めてのお仕事に関する実態調査を実施しました。
■背景
近年、労働市場においては、個々の事情に応じた柔軟なはたらき方が求められる中、注目されているのがスキマバイトサービスの活用です。スキマバイトサービスでは、短期間で必要な時間や曜日に合わせてはたらけるしくみを通じて、学生や主婦、フリーランスなどに柔軟なはたらき方を提供しています。このようなサービスの利用者数は年々増加しており、東京都が実施した「令和5年度 中小企業労働条件等実態調査」によれば、契約社員や短時間での勤務形態を選択する主な理由として「自分の都合にあわせてはたらけるから」(25.1%)が最も多く挙げられ、スキマバイトというはたらき方の需要も高まる背景がうかがえます。
また、同調査では企業側が「一時的な欠員補充」や「仕事量の変化への即応」を目的に短期間での雇用を促進している実態も示されています。これにより、短期間の労働力を確保しやすいスキマバイトの需要は今後も拡大することが予想されますが、そうした中で、初めて就業するユーザーがどのような職場体験をするのか、またその体験が次回応募への意欲にどう影響を与えるのかが重要な課題となっています。
こうした社会的な背景を踏まえ、ユーザーが初めて就業する際の職場体験がどのように就業意欲や次回応募の決定に影響を与えるか、特に初日の研修や説明がどの程度の影響を与えるのかを探るべく、「初めての職場実態調査」を実施しました。
出典:東京都「令和5年度 中小企業労働条件等実態調査」
https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/data/koyou/jouken
■調査概要
『シェアフル』アプリをインストールしているユーザーを対象に、アプリ内機能「シェアフルmembers」を使用したアンケートを実施しました。「初めてのお仕事」に関するアンケートを取った結果、27,298件の回答がありました。
■サマリー
・初就業日に受けた研修・説明については、「業務の流れや職場のルールについて説明があった」と回答した方が54.4%と最多の結果となった。
・初日の研修や業務説明が充実していた職場に対しては、約80%の方が『またはたらきたい』と感じていることがわかった。
・初めてはたらいた後、次の応募をためらう理由として、『職場の人間関係や雰囲気の悪さ』を挙げた方が49%という結果となった。
・再応募したいと考える求人の特徴について尋ねたところ、『職場の雰囲気が良かった』を選択した回答者が39%と最も多い結果となった。
■調査結果
「また応募したいと思う求人の特徴として、特に重要だと思うポイントを1つ選んでください」という質問では、「職場の雰囲気が良かった」と回答した方が39%と最多の結果となった。
「初就業後、次回の応募をためらってしまう時の理由を選んでください」という質問では、49%の方が「職場の人、または雰囲気がよくなかった」と回答した。また、22%の方が「初日の業務説明がなかった」と回答した。
「初就業日に受けた研修・説明について選んでください」という質問では業務の流れや職場のルールについて説明があったと回答した方が半数以上、54.4%の結果となった。
マニュアルが配られたと回答した方は17.3%で、説明があったと回答した方と合計すると、71.7%の方が何らかの研修があったと回答したという結果となった。
「初日の研修・業務説明がしっかりしていた職場では、リピートしたいと思いますか?」という質問では、77.6%の方が「はい」と回答した。
■考察
今回の調査では、スキマバイトユーザーがどのような動機でスキマバイト求人に「また応募したい」「次の応募をためらう」のか、その影響要因を調査しました。特に、初日の研修や業務説明の有無や充実が与える影響についてより詳細に調査を行いました。
再応募したい求人の特徴としては、「職場の雰囲気が良かった」が最も多く、約39%を占めており、職場環境や人間関係の良さが従業員の定着において重要な役割を果たしていることがうかがえます。次いで「時給や待遇が良い」29%、「休憩や労働環境がよくなかった」20%、「初日の業務説明がなかった」16%と続きました。初日の業務説明については、雰囲気や待遇といった特徴ほどではないものの、20%以上の方の再応募意欲に影響していることが分かりました。
逆に「初めての勤務後に再応募をためらう理由」としても、職場の人間関係や雰囲気、給与や待遇、初日の研修は同じ順位で挙げられており、これらの条件が悪いと、再応募の障壁にもなっていることが示されました。
研修やフォロー体制に関する詳細調査では、初就業日に説明やマニュアルなどの形で業務説明を受けていると回答したユーザーは約70%で、初日の研修や業務説明が充実していた職場に対しては、約80%のユーザーが「またはたらきたい」と回答していました。業務の流れや職場のルールについて丁寧な説明を受けた場合、安心感が高まり、再応募への意欲が向上する傾向が見られました。
ただし一方で、このデータからは、一定数の人は初期研修がなくても再応募意欲に影響しないことも読み取れます。たとえば、過去に類似の業務経験がある人などは、研修よりも現場の雰囲気や人間関係を重視している可能性も考えられます。
以上から、職場の雰囲気をよりよくしていくとともに、個々の応募者の背景に応じた柔軟な受け入れ体制を整えることが、より多くの人材確保につながると考えられます。
【調査について】
シェアフルユーザーを対象にしたWeb調査
調査対象:日本全国の10代~70代の男女
実施時期:2025年4月16日(水)
有効回収数:27,298サンプル
【運営サービス】
■スキマバイトアプリ『シェアフル』< https://sharefull.com/ >
『シェアフル』は、「スキマ時間を価値に変える」を掲げ、「スキマ時間にはたらきたい個人」と「この日・この時間だけはたらいて欲しい企業」をつなぐ短期人材活用プラットフォームです。個人は、アプリからはたらきたい条件の求人を探し、面接や履歴書なしですぐに応募・就業することができます。企業は、Webから即時に1日単位で求人を掲載できるので、迅速な人材採用が可能になります。また、就業条件明示・勤怠管理・給与計算・給与振込代行など労務関連業務を『シェアフル』アプリ上で一元管理することができます。現在、950万人(※)にご利用いただいており、販売系や軽作業系をはじめとし、ExcelやPowerPoint等、多様な就業経験とスキルを持ち合わせたユーザーが多数登録しています。
※App StoreおよびGoogle Play Storeからのダウンロード数合計(2025年5月時点)
2024年7月より全国でタレントの井桁弘恵さん、ロバート秋山竜次さんを起用したテレビ・WEB CMを放映しています。
映像URL:https://youtu.be/E1PVJs4_PUE
■SaaS型シフト管理サービス『シェアフルシフト』< https://www.sync-up.jp/ >
『シェアフルシフト』は、飲食、小売、物流をはじめとしたサービス系企業を対象に、アルバイトスタッフからのシフト希望収集、シフト作成、複数店舗間のヘルプ調整が可能なSaaS型シフト管理サービスです。
人材不足の課題を抱えるお店が増えている中、限られた人数での最適なシフト管理や、シフト表作成の工数削減による業務効率化に貢献します。
【運営会社】
■シェアフル株式会社
シェアフル株式会社は“誰もの「はたらく」をひろげ、新しい「はたらく」をつくる”をミッションとし、パーソルホールディングス株式会社のグループ会社として2019年1月に設立した会社です。短期人材活用プラットフォーム『シェアフル』を提供することで、労働シェアリング市場の拡大を目指します。
■PERSOL(パーソル)グループ< https://www.persol-group.co.jp/ >
パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年には「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」ことを目指しています。
人材派遣サービス『テンプスタッフ』、転職サービス『doda』、BPOや設計・開発など、人と組織にかかわる多様な事業を展開するほか、新領域における事業の探索・創造にも取り組み、アセスメントリクルーティングプラットフォーム『ミイダス』や、スキマバイトアプリ『シェアフル』などのサービスも提供しています。
はたらく人々の多様なニーズに応え、可能性を広げることで、世界中の誰もが「はたらいて、笑おう。」 を実感できる社会を創造します。
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データ提供 PR TIMES
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