アメリカとイランの核開発を巡る4回目の高官協議が11日、中東のオマーンで行われ、イラン側は双方の立場が近づいているとの認識を示しました。
4回目の協議は、アメリカのウィトコフ中東担当特使とイランのアラグチ外相が参加し、オマーンが仲介する形で行われました。
イランメディアによりますと、アラグチ外相は協議は非常に有益だったとの認識を示した上で「双方の立場が近づいている」と話しました。
一方、アラグチ氏は、協議が進むにつれて詳細な議論が行われるため、合意に向けてはより困難なものになるとも話しています。
アメリカはイランに対し、原発など核の民生利用を認めた上でウラン濃縮施設の解体を求めているのに対し、イランはウラン濃縮技術は維持すると強調していて、双方に隔たりがあります。
アメリカとイランは5回目の協議を行うことでも合意していて、双方が歩み寄れるかが焦点です。