大雨や台風による土砂災害に備えるとともに防災への意識を高めてもらおうと、鹿児島県大和村の中学校で出前講座が開かれました。

出前講座は県大島支庁が希望のあった小中学校を対象に開いているもので、5月9日は大和中学校の全校生徒27人が参加しました。

毎年、全国各地で発生する土砂災害。2024年の県内での発生は46件と、全国で7番目に多い発生件数でしたが、過去35年間の合計では約3200件と実は全国で1番多くなっています。

出前講座の担当者は、そのような土砂災害が起こりやすい地域ということを知ったうえで、ハザードマップなどを参考に日頃から危険な場所や避難場所を把握し、災害が予想されるときは早めに避難するよう呼びかけました。

また、生徒たちは模型を使った土石流の再現を通して、砂防ダムがあったしても100%安全とはいえないことなどを学び、防災への意識を新たにしていました。

生徒
「登下校や遊びに行く際、危険箇所を確認して自分の命を大切に生活したい」
「ハザードマップを確認したり家族と話し合ったりして、避難箇所ををチェックしたい」

鹿児島テレビ
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