自民党の西田昌司参院議員が沖縄のひめゆりの塔に関する発言を一転して撤回し、謝罪しました。
自民党・西田昌司参院議員:
非常に不適切だったということを痛切に感じました。沖縄県民また、ひめゆりの関係者の皆さん方におわびを申し上げると同時に発言したところは、訂正・削除させていただきたい。
西田氏は5月、沖縄戦で犠牲となった女子生徒らを慰霊する「ひめゆりの塔」の展示の説明について、日本軍の責任などをめぐり「歴史を書き換えられている」などと述べました。
この発言が事実と異なるとの指摘を受け、西田氏は7日会見を開いたものの、発言を撤回せず批判が拡大していました。
9日、再び会見した西田氏は改めて調べた結果として「ひめゆりの塔は、沖縄県民が本当に耐え難い大きな苦しみの歴史、トラウマになっていることを痛切に感じた。丁寧な説明なしに名前を出して非常に不適切だった」として、発言を撤回し謝罪しました。
その上で、発言は、別の資料館の過去の展示に基づくものだった可能性を示しました。