“パンダを茨城県に”誘致活動が熱を帯びています。
現在、日本には6頭のジャイアントパンダが飼育されていますが、和歌山の4頭は6月の返還が決まったほか、上野の2頭も2026年2月に返還期限を迎えます。
“ゼロパンダ”になる可能性が出てきた中、注目されているのが茨城県の誘致活動。
6年前からスタートし、4月には中国・陝西省と友好関係の発展に関する覚書を締結するなど準備を進めています。
パンダの受け入れ先は日立市の「かみね動物園」。
園内の至る所にはのぼりやフォトスポットが。
そしてパンダ舎の完成イメージも。
パンダとの近さにこだわっているそうです。
日立市かみね動物園の梅原忠明園長が「あちらになります。あちらがジャイアントパンダ(舎)の建設予定地です」と、紹介する先にあったのは3頭のパンダのパネル。
パンダ舎予定地の近くには、現在飼育しているレッサーパンダ用のササも。
誘致された場合は、パンダ用にもなるかもしれないとのことです。
日立市かみね動物園・梅原忠明園長:
来園者の多くに見ていただきたい。ちょっと気が早いかもしれないけど、赤ちゃんパンダも見せてあげたい。
茨城の名産品も誘致をサポート。
こちらの納豆メーカーで人気なのは、「パンダ納豆」。
菊水商品 納豆職人・菊池啓司さん:
粘り強く頑張るしかない。
茨城県観光戦略課・中島君江課長は「今後、陝西省との友好関係をさらに進めていくことの先にパンダ誘致というものも実現してくるんじゃないかと期待している」と話しました。
茨城県と日立市のパンダ誘致活動。
この熱い思いは届くのでしょうか?
このほか、誘致を盛り上げるキャラクターも誕生するなど盛り上がっています。