備蓄米の放出にも関わらずコメの高値が続く中、政府が入札条件の見直しや店頭価格の地域別の公表を検討していることがわかりました。
江藤農水相:
当初の期待された結果が出ていないことは申し訳ない。さらなる方策がないか日々検討している。
備蓄米の放出をめぐっては、落札に参加できる業者を大規模な業者に限ったうえで、売り渡してから1年以内に買い戻すことを条件にしています。
政府は、流通経路を広げるため、こうした条件を緩めることも視野に検討しています。
一方、毎週公表している全国のスーパーの平均価格について、関東や関西などブロックごとに算出することを検討しています。
全国の平均価格が17週連続で高値を更新する中、どの地域に行き届いていないかを見える化する狙いですが、値下がりにつなげられるかが問われることになります。