蓮田理事長は8日、ゆりかご開設18年を迎えての記者会見を開きました。
【中原 理菜アナウンサーリポート】
「こうのとりのゆりかご開設から18年。蓮田健理事長は新たに赤ちゃんポストなどの運用を始めた東京の賛育会病院に懸念を示しました」
2023年度までの17年間に179人が預け入れられている『こうのとりのゆりかご』。
10日開設から18年を迎えるのを前に蓮田理事長が会見を開きました。
内密出産の費用を原則有料としている東京の賛育会病院をめぐり、慈恵病院に「費用が払えない」という相談が東日本の女性7人から寄せられ、3人が来院したと明かしました。
【慈恵病院 蓮田 健 理事長】
「失礼ながらブラックボックス。母親はしっかり責任をとって身元を明かしてかかる費用は支払ってという海外や慈恵のスタンスとは違うと受け止めている」
このように述べ「慈恵病院で(賛育会病院の)費用を負担するか、(慈恵病院への)来院を受け入れたい」としました。
一方、慈恵病院では電話やメールに加え今日からLINEでの妊娠相談を開始しました。
出産が近いなど事情がある場合「緊急」とコメントを送れば優先して対応するということです。
昨年度のゆりかごへの預け入れ件数などについては今月末(すえ)に発表される予定です。