今年1月、天草市で救急車が道路脇の店舗に突っ込んだ事故で、運転していた男性隊員の呼気から事故直後、アルコールが検出されていたことが分かりました。
酒気帯び運転の基準値は下回っていたものの、男性隊員は「前日の夜に焼酎などを飲んだ」と話しているということです。

【記者会見】
「このたびは、大変申し訳ありませんでした」

この事故は今年1月、天草市楠浦町にある店舗に、緊急走行していた天草広域連合消防本部の救急車が突っ込んだものです。

けが人はいませんでしたが、乗っていた女性については別の救急車が出動し、約10分遅れで病院に搬送しました。

女性の命に別条はありませんでした。

消防本部によりますと、事故直後に行われた検査で、救急車を運転していた20代の男性隊員の呼気から0.14ミリグラムのアルコールが検出されました。

消防本部では、責任者の前でアルコールチェックをすることが定められていますが、
男性隊員は当日、責任者によるチェックを受けずに自分で記録に印を付けていたということです。

男性隊員は「前日の夜に焼酎などを飲んだ。申し訳ない」と話していて、現在は原則として運転をしない業務に当たっています。

消防本部は隊員の処分について、「警察や検察の捜査を踏まえて検討する」としています。

テレビ熊本
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