山形に今も根づく紅花文化を知ってほしいと、中山町の小学校で紅花の種まき体験が行われた。
中山町の長崎小学校では、4年生になると紅花の種まき体験が行われる。
これは町が、山形に根づいた紅花の文化を子どもたちに知ってもらい継承してほしいと、6年前から続けている取り組み。
8日は児童65人が、地元の保存会メンバーの指導を受けながら、鉢に土入れをしたあと、1つの鉢に10粒ほどの種をまいていった。
(児童)
「少しずつ水を入れる」
子どもたちは紅花が海外から日本に伝わり、弥生時代にはすでに染料として使われていたことや、江戸時代には山形が全国有数の紅花の産地だったことなどを学んだ。
(児童)
「歴史のことをたくさん聞けたし、紅花がどこから来たのか知れて良かった」
「種を植えるのが楽しかった」
「紅花はそうやって育てるんだって、いつもより詳しく聞けて良かった」
「きれいな花が咲くといいなっていう思いで水やりをする」
「みんなで協力できたから、それが1番楽しかったしうれしかった」
子どもたちは今後、自分たちで育てた紅花で、紅もち作りや紅染め体験をすることになっている。