去年11月、広島市安佐南区のループ橋で、ダンプカーが乗用車に衝突し、親子3人が死傷した事故の裁判で、検察はダンプカーの運転手の男に禁錮5年を求刑しました。

広島市安佐南区の無職・山嵜雅彦被告は去年11月、広島市安佐南区のループ橋で、制限速度を超えてダンプカーを運転して対向車線の乗用車に衝突。車を橋から転落させ、乗っていた夫婦を死亡させたうえ、娘を意識障害にさせた罪に問われています。

8日の裁判で検察側は、「被告は事故当日の健康状態について異常はなかったと述べ、事前の体調不良も認められない」と指摘。「漫然と速度超過で運転するなど、基本的な注意義務を怠り、過失の程度は重大である」などとして、禁錮5年を求刑しました。

一方、弁護側は「事故直前に、一時的な体調不良が起きた可能性がある」などと無罪を主張しました。

判決は今月29日に言い渡されます。

テレビ新広島
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