AIエンジニアで起業家の安野貴博氏(34)は8日、東京都内で記者会見を開き、夏の参院選に向けて新たに政治団体を結成し、自らは比例代表に立候補する意向を表明した。安野氏が結成する政治団体の名称は「チームみらい」で、参院選では比例代表と選挙区に合わせて10人以上の候補者を擁立する方針。
会見で安野氏は、こうした方針を明らかにすると共に、「テクノロジーで誰も取り残さない日本をつくること」を目指す考えを示した。
そして、国政政党としての要件を満たした場合、政党交付金を使って「永田町エンジニアチーム」を立ち上げ、オンラインを活用し民意を政策に反映させることなどを掲げた。
安野氏は「戦後日本で30代の党首がゼロから国政政党を設立できた例はかつてない」とした上で、「永田町の新陳代謝を促し、硬直化しているシステムを進化させるきっかけになると考えている」と意気込みを語った。
安野氏は2024年7月の都知事選で、約15万票を獲得している。