2026年のミラノ・コルティナオリンピックを目指すスピードスケートの新濱立也選手。

4月に交通事故に遭い、顔面骨折など大けがをして入院を余儀なくされましたが、事故からわずか3週間で練習に復帰。

開催まであと9カ月、妻でカーリング女子ロコ・ソラーレの吉田夕梨花選手と一緒にオリンピックの大舞台を目指します。

宮崎で合宿を行っているスピードスケートのナショナルチーム。

その中で、左足のサポーター、顔にはあざが残る姿で黙々とバイクをこぐのが新濱立也選手。

北京オリンピック代表で500mの日本記録を持つ選手です。

4月に沖縄での自転車トレーニング中に交通事故に遭い、顔面骨折や左ひざを負傷する大けが。

約2週間の入院を余儀なくされました。

しかし、まだ状態は万全でない中、宮崎合宿に合流し、別メニューでリハビリを行っています。

新濱立也選手:
焦る気持ちを抑えながら日々トレーニングをしている状態です。頑張ってこの試練を乗り越えるしかないなという気持ちで今はいます。

その支えとなるのは2024年に結婚した妻でカーリングロコ・ソラーレの吉田夕梨花選手。

思わぬアクシデントの中でも心のよりどころとなっています。

新濱立也選手:
どんな状況下でも支えてくれる家族がいるっていうのは心強いなと思う。

8日も軽快にトレーニングを行った新濱選手。

報道陣とのやり取りでは時折、笑顔を見せるなど悲壮感はありません。

まずはけがの回復を目指し、2026年2月のオリンピックに向け復帰への第一歩を踏み出しました。