トヨタ自動車は、2026年3月期におよそ1兆円の減益となる見通しを明らかにしました。
トヨタは2025年3月期の決算で、売上高が48兆367億円と過去最高を更新し、本業のもうけを示す営業利益が4兆7955億円となったと発表しました。
トランプ関税の影響が注目された26年3月期の業績予想は、円高が進んでいることなどから、営業利益がおよそ1兆円減り3兆8000億円となる見込みとしています。
トランプ関税については、暫定的に4月、5月の2カ月分のみで1800億円の減益要因としていますが、影響が長期化すればさらに利益を下押しするおそれがあります。
佐藤恒治社長は「中長期的には、現地のお客様に適した車を現地で生産する形をしっかり取っていく」と話しました。