山口県山陽小野田市で5日、“100mのお好み焼き”を作るイベントが行われました。
市内に広がるのどかな田んぼに続々と人が集まり始めました。
集まる人の手には、金属製のヘラやフライ返しが…
◆リポーター
「田んぼのあぜ道にはながーーーい鉄板が用意されています。きょうはこの鉄板で、世界で最も長いお好み焼きをつくります!」
11年前から始まったこのイベント。
5日は子供から大人まで約500人が集まりました。
今回作るお好み焼きの長さは、これまでで最長となる100メートル。
成功すれば、もちろん世界一です。
◆参加者
「めっちゃ長い、おいしそうなお好み焼きを作りたい」
「お好み焼きで世界を救うぞー!」
山陽小野田市から世界の頂点へ!
まきを使って鉄板を熱し始めると、まさかのハプニングがー
◆リポーター
「鉄板がぐにゃりと大きく曲がってしまっています」
鉄板の温度が600度と想定以上にあがって膨張。
一部の鉄板が跳ね上がってしまったのです。
◆主催者
「ちょっと想定外ですね。今まではここまでならなかったんですけど…」
それでも、火加減を調整し300度ほどまで下げると、元の通りに戻り一安心。
準備も整ったところで、いよいよ世界記録に挑戦するお好み焼きづくりがスタートです。
地元産の米粉やキャベツ、ネギなど15種類の具材を混ぜあわせ、幅17センチの枠に合わせ鉄板の上に乗せていきます。
焼き始めてから約5分、緊張の瞬間が訪れます。
◆スタッフ
「心をひとつに、せーの! ひっくり返して!」
参加者たちは100メートルのお好み焼きを一斉に裏返します。
◆スタッフ
「思い切りが大事よ、思い切りが」
◆参加者
「下手すぎ、私」
「難しい」
ところによっては崩れてしまった部分もありましたが、生地をつなぎ合わせれば問題ありません。
しかし、記録認定員がしっかりと生地が焼けているか、15センチ以上の幅が100メートル保たれているかなど審査を始めると、会場の空気は一変。
緊張が高まります。
果たして、結果はー
◆ギネス世界記録認定員
「見事、ギネス世界記録認定です! おめでとうございます」
結果は100メートル57センチ!
見事、世界記録に認定されました!
認定の喜び、そしてソースやマヨネーズをかけて、世界一のお好み焼きに舌鼓を打ちます。
◆参加者
「パリパリしておいしい」
「長かった、時間が」
「楽しかった」
笑顔があふれた世界一への挑戦。
子供から大人まで、参加した人全員の気持ちが一つになりました。