大阪市で4月28日、高齢者が自転車で阪神高速道路湾岸線を走行、トレーラーの運転手が後続車を誘導する様子が見られた。栃木・宇都宮市では4月23日、荷物を満載したバイクが歩道を走行。また沖縄市では、4月25日、シニアカーが道路を逆走する様子が確認された。
阪神高速道路湾岸線に“ママチャリ”
関西の大動脈とも言われる大阪市の阪神高速道路湾岸線で、4月28日にカメラが捉えたのは、脇目も振らず自転車のペダルをこぎ続ける人だ。

「『ママチャリ』と言われている自転車でかなりビックリした」と話す目撃者。現場は、事故が起こりやすい危険なポイントの一つで、ジャンクションの近くだった。
すると、自転車の後ろにいる大型トレーラーがノロノロ運転に。よく見ると、ドライバーが腕を出し、パタパタと後続車に合図を送っている。

目撃者は「(自転車を)ガードして、他の車が突っ込まないよう誘導していた」と話す。目撃者によると、自転車をこいでいたのは高齢者で、その後、目撃者は警察に通報したという。
シニアカーが道路を“逆走”
一方、栃木・宇都宮市でも4月23日、走ってはいけないところを走る人の姿があった。

思わず「え!?」とドライバーが声を漏らす。
一見、自転車のように見えたが、バイクが歩道を駆け抜けていったのだ。よく見ると、前後左右に膨れ上がった袋を積んでいた。
ドライバーは「空き缶、新聞紙、雑誌。そもそも歩道を走ってはいけない」と話す。

沖縄市でも4月25日、驚きの光景をカメラが捉えた。昼下がりに目撃者のドライバーの対向車線に見えてきたのは、シニアカーだ。
基本的に歩道を走らなくてはならないシニアカーだが、逆走状態で道路のど真ん中をゆっくりと進んでいる。車は戦々恐々で、大渋滞が発生した。
ドライバーは「(運転手に)声をかけたが、気にする様子がなかった。家族から注意して、やめさせてほしい」と話している。
目撃したドライバーによると、運転していたのは80歳前後の男性。 その後、現場に警察が駆け付けたものの、すでにどこかへ走り去ってしまっていたという。
(「イット!」5月2日放送より)