バスケットボールB1レバンガ北海道は5月4日、ホーム北海きたえーるで茨城ロボッツと対戦し83-70で勝利。今季最終戦を白星で飾りました。

 釧路市出身のキャプテン島谷怜選手(24)が脳震盪、ライアン・クリーナー選手(27)と盛實海翔選手(27)がコンディション不良、主要3選手を欠き苦しい状況でしたがコートに立つ全員が役割を果たし勝利を掴みました。

 第1Q、日本人最年長30歳の司令塔寺園脩斗選手が連続アタック。試合開始1分30秒から約2分間で連続シュートを沈め10得点をたたき出し溢れんばかりのエナジーでチームに勢いをもたらすと、2人目の司令塔としてシューティングガードの星野京介選手(25)が躍動。島谷の穴を埋める役割を存分に発揮しオフェンスの流れを作りました。第2Qに入ると生え抜き7年目のスコアラー中野司選手(28)が持ち味の3ポイントシュートを沈め勝ち越しに成功。さらに身長200センチの日本人ビッグマン鈴木悠介選手(27)がゴール下で奮闘。リバウンドから見事なフォローをみせるなどインサイドで得点を積み上げました。第3Q、一時同点に追いつかれるものの積極的な攻撃を仕掛け逆転は許さず2点リードで第4Qへ。勝負の第4Qは中野、ドワイト・ラモス選手(26)の3ポイントシュートで突き放し、粘り強い守備で相手をわずか6点に抑えたレバンガ。ベンチメンバーの活躍も光り前日の敗戦から見事にカムバック。5663人のファンに勝利を届けました。


 今季はエスコンフィールドで試合を開催し1万9462名が来場、Bリーグ最多入場記録を更新するなど盛り上がりをみせたレバンガ。シーズン最終2連戦もホーム北海きたえーるには連日5500人を超えるファンが集結し、今季全日程を終えて1試合平均入場者数は5378人、昨季の4617人を上回りクラブ史上最多を更新しました。

 また、1試合平均リバウンドB1トップを独走していたトーマス・ウェルシュ選手(29)が最終戦も14リバウンドを記録し、全日程を終えて平均13.6。B1リバウンド王に輝きました。ウェルシュは2022-23シーズンB2山形でリバウンド王に輝き、レバンガに移籍し2季目でB1初受賞となりました。


【試合後の会見】
〈小野寺龍太郎ヘッドコーチ〉
5人がどういうラインナップだったとしても、同じことができなければいけないし、そうであるべきだと僕は考えています。スタートに値する、20分以上プレーするような選手が3人ともいない(島谷、クリーナー、盛實)という中で、普段プレータイムもなかったベンチにも入らないゲームも多かった鈴木悠介だったりがチームが求めるものを忘れずにしっかりやってくれたのでこういうゲームになった。すべての選手が役割を全うして遂行した結果だと思うのでそういう意味ではチーム力としても今年のレバンガ北海道を体現するようなゲームだったと思います。

〈チーム2位16得点で勝利に貢献 中野司選手〉
シーズン終盤になって自分の調子が上がってきて、中々シーズンの前半から中盤にかけてチームに貢献ができない状況。それは自分自身の課題。最終戦良い形で終えたいというチームの今日の試合の目標に対して貢献できたのはすごく良かったと思います。ただ、個人的にはシーズン通して悔しい時間の方がすごく長くて、シーズンの序盤からこの活躍ができればと思う。そこをしっかり来シーズンに向けてまた同じことを繰り返さないように、オフシーズンの過ごし方が大事になってくると思うので頑張ります。

【レバンガ北海道 今後の日程】
2024-25シーズン ファン感謝祭
2025年5月10日(土) 北海きたえーる

北海道文化放送
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