熊本市消防局が119番通報のあった現場を間違えて搬送が遅れ女性が死亡した事案について、「遅延と死亡との因果関係は不明」とする病院の見解を消防局2日明らかにしました。
この事案は4月12日90代の女性が熊本市消防局に119番通報。
女性は息が苦しい様子で、司令員の問いかけに名前を伝えたあとは言葉を発することができない状態になりました。
通報は固定電話からで、複数の住所が登録されていたものの、司令員は最初に表示された場所を現場と思い込み、救急隊を出動させました。
しかしその後、実際の現場ではないことが判明。
救急隊の到着が遅れ女性はその後、搬送先の病院で死亡が確認されました。
この事案について、市消防局は「何かしらの影響があった可能性は考えられるが、
救急車の到着が遅延したことと、患者が死亡したことの明確な因果関係は不明」
とする搬送先の病院の見解を明らかにしました。