80年前の太平洋戦争末期多くの特攻隊員が出撃した南九州市知覧町で3日、戦没者慰霊祭が行われました。
南九州市知覧町で行われた慰霊祭。
かつてこの地には本土最南端の特攻基地があり多くの隊員が出撃、439人が命を落としました。
3日の式には遺族ら約700人が参加し、父親を特攻で亡くした臼田智子さん(81)が遺族を代表して慰霊の言葉を述べました。
父親を特攻で亡くした臼田智子さん
「残された家族や関係者は高齢化している
命の尊さを語り継いでいくことを誓います」
今年は戦後80年。節目の年に参列者たちは戦没者の霊を慰めながら特攻を語り継ぐ決意を新たにしていました。
参列者
「(戦争で)周りの人がどれだけ不幸な目に遭うかということを分かってほしい」
「(戦争や特攻を)二度と起こしてはいけないということを仲間や
若い人たちに伝えていきたい」