富山県高岡市消防団の団員が分団の会計から545万円を着服していたことがわかりました。
この団員は2日付けで懲戒免職となりました。

着服を繰り返していたのは、高岡市消防団の分団の会計を担当する60代の男性消防団員で、2019年から今年3月まで、所属する分団の口座から現金あわせて545万8000円あまりを引き出し、自分の借金の返済などにあてていました。
先月、会計を引き継いだ別の団員が会計処理に不審な点があることに気づき、質したところ、着服を認めたということです。

高岡市消防団はこの団員を2日付けで懲戒免職処分にし、全額が弁済されたことから刑事告訴はしないとしています。

この分団では、地域の企業などからの協力金収入を団員の福利厚生などにあてていて、会計の監査は分団員が年1回行っていましたが、気づかなかったということです。