2025年4月、東名高速道路などで発生した大規模なETCのシステム障害で、ネクスコ中日本は、徴収できなかった料金の後払いを求める方針を一転、請求を取り止めることを明らかにしました。

 5月2日午後、ネクスコ中日本の縄田正社長らが会見し、ETCの利用の有無にかかわらず障害が発生した料金所を通ったすべての利用者について、料金を請求をしないと明らかにしました、

ネクスコ中日本の縄田正社長:
「混乱を招いてしまったことへのお詫び、そしてお客さまの不公平感の解消を含めまして総合的に判断し、ご利用料金を全額還元することを決定いたしました」

 すでに後払いの申し出をした人への請求は取り止め、当日現金やクレジットカードで支払いをした人にはクオカードで還元をしますが、改めてウェブサイトでの申請が必要です。

 この障害では4月6日から7日にかけ、東名や名神など最大で106の料金所でETCレーンのバーが開かなくなり、各地で渋滞が発生したにも関わらず、料金後払いを求めるネクスコ中日本に、批判の声も上がっていました。

東海テレビ
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