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プレスリリース配信元:INSTANTROOM株式会社

リモート案件は93.2%




2025年最新のフリーランスの「PHPエンジニア案件の調査レポート」を発表します。
28,211件のフリーランスボードに掲載されている実際のフリーランス案件から作成しました。
■調査サマリー
・PHP案件の平均年収856万円
・リモート案件は93.2%
・PHP案件の占有率は全体の13.50%

■目次
PHP案件の平均年収
PHPの案件数
PHP案件のリモートワーク比率
PHP案件のフレームワーク別動向
PHP案件の多い業界
PHP案件の職種
PHPの特徴
PHPで作れるもの
PHPスキルの市場価値

調査対象
フリーランスボード(https://freelance-board.com/jobs/skills-2)に掲載されたPHP求人案件の月額平均単価より想定年収を試算しています。
・対象期間
2024年2月1月~2025年5月1日
・対象件数:
 28,211件
※本データ引用の際のお願い
メディア掲載の際に出典先を掲載する場合は、下記を追加いただくようお願いします。
出典:フリーランスボード(https://freelance-board.com/jobs/skills-2

PHP案件の平均年収
平均年収856万円(言語年収ランキング11位)



PHPプログラミング言語案件の平均年収は856万円で、プログラミング言語年収ランキングでは11位に位置しています。これは、PHPが依然として案件数・利用実績ともに豊富である一方、年収面では上位言語ほどの高単価には届かないことを示しています。

しかしWebサイトやCMS、ECシステムなど実務ニーズが非常に高く、習得難度の低さと案件ボリュームの多さを背景に、安定した受注機会と堅実な収益を得やすい選択肢と言えるでしょう。


PHPの案件数
案件数(案件比率)13.50% (案件数ランキング2位)



PHPの案件は市場全体の13.50%を占めており、案件数ランキングでは2位に位置しています。Java(20.64%)に次ぐ高いシェアで、WebアプリやCMS系システムを中心に依然として最大級の需要層を保っていることがわかります。

案件数が豊富であるだけでなく、Laravelなどの最新フレームワークの普及やレガシーシステムの移行需要が重なり、月収平均は71.3万円と堅調な水準を維持しています。

PHPは成熟した開発言語でありながら、クラウド環境への最適化やヘッドレスCMS、APIサーバー構築など、その活用範囲は拡大しています。習得コストの低さと豊富な実務機会を背景に、安定した収益を求めるフリーランスエンジニアにとって魅力的な選択肢となっています。


PHP案件のリモートワーク比率



(参考:https://freelance-board.com/jobs/skills-2)

2025年5月時点でのPHPフリーランス案件・求人のリモートワーク比率はフルリモートが22.5%、一部リモートが70.7%、常駐が6.8%です。

PHP案件のフルリモート割合(22.5%)は、フリーランス全体のフルリモート割合(23.9%)と比較して1.4%低くなっています。PHPの一部リモート割合は70.7%を占めており、出社とリモートワークを組み合わせたハイブリッド型の働き方が主流になりつつあることがわかります。


PHP案件のフレームワーク別動向



(参考:https://freelance-board.com/jobs/skills-2)

(案件数:上位5位を抜粋)



PHPフレームワークの中で、LaravelやCakePHP、FuelPHPなどが特に多くの案件数を持ち、市場シェアを拡大し続けています。

特にLaravelは他のPHPフレームワークと比較して圧倒的な案件数を誇っており、2,809件と、2位のCakePHPの613件の約4.6倍の規模に達しています。
また、FuelPHPは277件、CodeIgniterは185件、Symfonyは183件となっており、上位5つのフレームワークで市場の大部分を占めています。

フリーランスエンジニアとしてPHP案件に参入する際は、市場ニーズの高いLaravelのスキルを習得することが、案件獲得において大きなアドバンテージになるでしょう。




(参考:https://freelance-board.com/jobs/skills-2)

(月額単価:上位5位を抜粋)



PHPフレームワークの中でSlimが最も高い月額単価を示しており、77.0万円となっています。続いてYiiが76.8万円、Ethnaが76.1万円、Phalconが75.8万円、そしてZendFrameworkが74.1万円と続いています。

SlimやYiiなどの専門性の高いフレームワークは、より高度なスキルが要求される分、それに見合った高い報酬が設定される傾向があります。これらのニッチなフレームワークの技術を習得することで、競合の少ない高単価案件を獲得できる可能性が高まります。

フリーランスエンジニアとして収入アップを目指すなら、市場で需要のある主要フレームワークに加え、上記のような専門性の高いフレームワークのスキルを身につけることが、単価交渉において優位に立つための効果的な戦略となるでしょう。


PHP案件の多い業界
(案件比率:上位5位を抜粋)



PHP案件はサービス業界が最も多く3.73%(1,051件)、次いでWebサービスが3.71%(1,047件)となっています。ECは2.52%(710件)、ゲームは1.18%(333件)、通信は1.07%(301件)と続き、上位5業界で全体の約12%を占めています。

サービス系が多い理由は、PHPがCMSや予約・会員機能を迅速に構築できるため、BtoCサイト立ち上げに適しているからです。
EC分野では、ショッピングカートのカスタマイズや決済システムとの連携に関する需要が根強く存在します。また、ゲームや通信業界においても管理画面やAPIサーバーでPHPを採用する事例も見られます。

こうした特徴から、PHPはユーザーとの接点が多いオンラインサービスを支える実用的なプログラミング言語として欠かせない存在となっています。


PHP案件の職種
(案件比率:上位5位を抜粋)



PHP案件の職種はバックエンドエンジニアが21.17%(5,972件)と最も多くを占めています。これに僅差でインフラエンジニアが17.82%(5,027件)、サーバーサイドエンジニアが17.57%(4,958件)と続いています。
この上位3職種だけでPHP案件全体の約56%を占めており、PHPがサーバーサイド開発やインフラ構築において重要な位置を占めていることがわかります。

次いでアプリエンジニアが6.94%(1,958件)、フロントエンドエンジニアが5.03%(1,420件)と続いています。これらはバックエンド系職種と比較するとやや少なめですが、それぞれ相当数の案件があり、一定の需要が存在することを示しています。

これらのデータから、PHPは主にバックエンド開発やインフラ関連の職種で活用されている一方で、アプリケーション開発やフロントエンド開発など、多様な職種にわたって幅広く利用されていることが伺えます。


PHPの特徴
PHPは、1994年にラスマス・ラードフによって開発されたオープンソースのサーバーサイドスクリプト言語です。WebアプリケーションやWebサイト開発において優れた柔軟性を提供し、HTML内に直接埋め込める手軽さが特徴です。特にWebサーバーとの親和性が高く、Apacheなど主要なWebサーバーと容易に連携できます。

PHPの最大の魅力は、学習しやすい構文と豊富な関数ライブラリです。動的型付け言語であるため、変数宣言が簡潔で、初心者でもすぐにコーディングを始められます。また、データベース連携機能が充実しており、MySQLやPostgreSQLなどの主要データベースと簡単に接続できる点も魅力です。

多くのWebホスティングサービスがPHPをサポートしているため、開発したアプリケーションのデプロイが容易になっています。さらに、Composerというパッケージマネージャーにより、外部ライブラリの導入や依存関係の管理が効率化されています。

LaravelやSymfonyなどの高機能フレームワークの登場により、より堅牢で保守性の高いアプリケーション開発ができます。これらのフレームワークはMVCアーキテクチャを採用し、セキュリティ対策や再利用可能なコンポーネントを提供することで、現代的なWeb開発の要件に応えています。


PHPで作れるもの
PHPは汎用性の高いサーバーサイドスクリプト言語として、さまざまなタイプのWeb開発に適しています。

特に強みを発揮するのはダイナミックなWebサイトやWebアプリケーションの開発分野です。多くのCMSやECサイトがPHPをベースに構築されており、WordPressやMagento、Drupalなどの人気プラットフォームはPHPで開発されています。
これらのシステムを活用することで、個人ブログから大規模なECサイトまで幅広く構築できます。

PHPはデータベース連携も得意としており、MySQLやPostgreSQLなどと組み合わせることで、動的なコンテンツ管理システムや会員制サイト、予約システムなどを簡単に実現できます。また、LaravelやSymfonyなどの高機能フレームワークを利用すれば、セキュリティ面でも安心で、将来的な拡張性も考慮した本格的なWebアプリケーションを効率よく開発することができます。

APIサービスの構築にも適しており、RESTfulなAPIを実装してフロントエンドやモバイルアプリケーションとのデータのやり取りを効率化できます。さらに、バッチ処理プログラムやコマンドラインツールの開発も可能で、定期的なデータ処理やシステム管理タスクの自動化にも役立ちます。

近年では、PHPはバージョン7系以降でパフォーマンスが大幅に改善され、より高速で効率的な処理が可能になっています。こうした進化により、Web開発の現場では今後も中心的な言語として活用され続けるでしょう。


PHPスキルの市場価値
PHPスキルは現在のIT市場において依然高い価値を持っています。
当調査では、平均年収が856万円で言語別ランキング11位、案件比率が13.50%とJavaに次ぐ2位に位置しており、案件量と報酬水準のバランスに優れています。

働き方の柔軟性も強みで、フルリモートと一部リモートを合わせて93.2%がリモートワークに対応しています。地理的制約を受けにくく、ハイブリッド型を含めた多様な働き方を選択しやすい点がフリーランスエンジニアに好まれています。

技術面では、PHP8系の性能向上に加えLaravelを筆頭とするモダンフレームワークが普及し、APIサーバーやヘッドレスCMS、サーバーレス環境へのデプロイなどクラウドネイティブ・マイクロサービス寄りの活用が拡大しています。案件数ではLaravelだけで約2,800件と他フレームワークを圧倒しており、このスキルを習得することで高単価・高需要の案件獲得が有利になります。

業界別に見ると、サービス業界3.73%、Webサービス3.71%、EC2.52%が上位を占め、ユーザー接点の多いオンラインサービス領域で特に需要が高い状況です。

PHPは構文がシンプルで学習の敷居が低いうえ、豊富なライブラリやComposerによるパッケージ管理が整備されているため、他言語からの移行やスキル拡張を目指すエンジニアにとって効率的にキャリアアップできる実践的な選択肢と言えるでしょう。


■「フリーランスボード」について
「フリーランスボード」は2024年より展開するフリーランスエンジニア・ITフリーランス向け求人・案件が掲載されている、国内最大級の案件検索サイトです。

現在、100社以上※1のフリーランスエージェント様(https://freelance-board.com/agents)と業務提携を行っており、検索可能な求人・案件数は20万件以上で国内最大規模となっております。
※1:案件掲載準備中エージェントを含みます。

フリーランスエンジニアやITフリーランスの皆様はフリーランスエージェントや案件サイトごとに案件検索や会員登録を行うことなく、フリーランスボード上で案件・求人情報(https://freelance-board.com/jobs)を検索しワンストップで仕事探しができます。



■サービスURL:https://freelance-board.com/


■会社概要
会社名:INSTANTROOM株式会社
代表者:代表取締役 曽根弘介
所在地:東京都渋谷区元代々木町25-6
設立 :2021年3月31日
URL :https://instantroom.studio.site/
事業 :
・フリーランスエンジニア・ITフリーランスの案件検索サイト「FreelanceBoard(フリーランスボード)」(https://freelance-board.com/
・フリーランスエージェント・SES企業特化型CRM「FreelanceBase(フリーランスベース)」(https://freelancebase.jp/
・業務委託エンジニア採用プラットホーム「EngineerDASH(エンジニアダッシュ)」(https://engineerdash.com/
・副業や転職が選べるITフリーランス求人プラットフォーム「ギョーテン」(https://gyou-ten.com/

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