大阪・関西万博の目玉の一つ、インド館が遂にオープンした。

開幕から19日目となる5月1日、遅れての門出となったが、その内容は待った甲斐のあるものだった。

5月1日放送の関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」では、R-1グランプリ2025王者の友田オレさんが「夢だった情報番組のリポーター」に挑戦した。


■「会社休んで来ました」熱心なファンが殺到

「とりあえず1番になりたくて、なんかわからないですけど、とりあえず見たいと思って、1番に見たいと思って」と語る若い男性2人組。

彼らは会社を休んでまで一番乗りを果たした。これほどまでにインド館への期待は高まっていた。

入り口には、仏教にまつわる古代の壁画が来場者を出迎える。

エントランスには高級ホテルのような落ち着いた雰囲気が漂い、壁には伝統的な模様が描かれている。そして、ブッダが悟りを開いたとされる菩提樹をモチーフにしたオブジェが目を引く。

ブッダの教えが書かれた短冊が吊るされており、「自分を正しく整え、ついで他人を教えよ」などの言葉が並ぶ。

■宇宙開発から伝統工芸まで、インドの多様性を体感

インド館の展示は、古代から現代まで、そして地上から宇宙まで幅広い。

特に注目を集めていたのは、月面探査機「チャンドラヤーン」の模型だ。友田さんは「男のロマン」と表現した。

実は、インドは月面探査に成功した国の1つで、関西テレビ神崎博報道デスクによると、「インドはかなり中国を意識して、なんとか追いつけ、追い越せという形で今宇宙開発を進めています」とのこと。チャンドラヤーンは月の南極に初めて降り立った無人探査機だという。

一方で、インドの伝統工芸品も展示されている。

カシミール地方の絨毯や、コットンとオイルで作られたカーペットなど、触れて体感できるコーナーもある。友田さんは「これロールされてるのは、もったいないですよね」と広げたい衝動に駆られるが、大人の事情で思いとどまった。

また、インドの国鳥である孔雀をモチーフにした楽器も展示されており、その独特な形状に友田さんも「気になりますね」と興味津々だった。

■「でたらめ修正」で乗り切る初リポート

友田さんの初リポートは、時に間違った情報を伝えてしまうこともあったが、「正しい情報じゃないです、これ本当に」と素直に認め、修正を重ねていく姿勢が印象的だった。

関西テレビの坂元龍斗アナウンサーは「完璧なんですよ」と太鼓判を押した。

インド館は、来場者にインドの多様性と可能性を体感させる場所となっている。

宇宙開発から伝統工芸まで、幅広い展示内容は、インドという国の奥深さを感じさせるものだ。大阪・関西万博の会期中、多くの人々がこの魅力的な展示を楽しむことだろう。

R-1グランプリ2025王者の友田オレさんの初リポートは、動画でじっくり見てほしい。

(関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」2025年5月1日放送)

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