部活の「通過儀礼」と称した誘拐は「悪質」だとして当局が見過ごしませんでした。
アメリカ・ニューヨーク州で先月24日、ウェストヒル高校の男子ラクロス部の上級生が下級生らを車に乗せ、迷ったふりをして山林に車を止めました。
そこに、待ち伏せをしていた他の上級生らが黒装束で銃や刃物を手に車を襲撃しました。
さらに、逃げ遅れた下級生1人の頭に枕カバーをかぶせて手足を縛った上、トランクに押し込み、放置しました。
上級生たちは「下級生らへの通過儀礼」のつもりだったということですが、事態を重く見た現地当局は29日、「48時間以内に出頭しなければ、成人同様の誘拐容疑で訴追する」と警告し、出頭をよびかけました。
結局、30日までに11人が出頭し、今後、家庭裁判所などで審理されることになりました。
現地メディアによりますと、高校側も今シーズンのラクロス部の活動休止を決めたということです。