水俣病が公式確認されて69年目となる5月1日、熊本・水俣市では慰霊式が営まれます。

浅尾環境相は5月1日も被害者団体と水俣市で懇談を行いました。

2024年に水俣病被害者団体と環境大臣との懇談で、環境省の職員がマイクの電源をオフにし団体側の発言をさえぎる、いわゆる「マイクオフ問題」が起き大きな批判を呼びました。

4月30日から現地に入っている浅尾大臣が、発言をさえぎられた水俣病患者連合の松崎重光さんらと5月1日朝に意見交換を行いました。

水俣病患者連合・松崎重光さん:
時間はいっぱいあるでしょうから納得のいくまで(話を)させていただければ幸いかなと思います。

また、松崎さんは2024年の懇談での環境省の対応を批判した上で、「考え方を変えて水俣病問題を解決してほしい」と訴えました。

これに対し、浅尾大臣は「マイクオフ問題」を改めて謝罪し、「対話を通じて水俣病問題を少しでも前進させていきたい」と述べました。

浅尾大臣は、水俣湾埋め立て地にある「慰霊の碑」の前で午後から営まれる犠牲者慰霊式にも参列します。

テレビ熊本
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