子供を中心に感染し激しいせきが出る「百日ぜき」の流行が福岡で広がっています。
福岡県によりますと4月27日までの1週間で県内の医療機関から142人の百日ぜきの患者が報告されました。
前週の約1.4倍で、週あたりでは今年最多をまた更新しました。
今年の百日ぜきの患者は累計で654人に上り、これまで最も多かった2019年の同じ時期(396人)を大きく上回るペースとなっています。
百日ぜきは子供を中心に感染し、かぜのような症状から徐々にせきが強くなります。
1歳以下の乳児、特に生後6カ月以下では重症化しやすく死亡することもあるということです。
予防にはワクチン接種が有効で、県は定期接種を呼びかけるとともに、せきエチケットなどの基本的な対策をしてほしいと話しています。