日銀は、いまの政策金利を維持することを決めました。
トランプ関税をめぐる経済の先行きの不透明さを踏まえて判断したとみられます。
日銀は5月1日まで開いた金融政策を決める会合で、政策金利を0.5%程度に据え置くことを決定し、追加の利上げを見送りました。
アメリカのトランプ大統領の関税措置が景気を冷え込ませるリスクが強まるなか、影響を慎重に見極めることにしたとみられます。
一方日銀は、経済・物価の最新の見通しを公表し2025年度の経済成長率を0.5%に、物価上昇率を2.2%に、いずれも引き下げました。
植田総裁は、このあと会見する予定で今後の金融政策の方向性についてどう説明するかに関心が集まっています。