高級食材として需要が高いナマコの生産を増やそうと、宮城県石巻市では4月30日、地元の高校生が校内で育てたナマコを海に放流しました。

この取り組みは、宮城県水産高校がナマコの生産を増やすため、約40年前から続けているものです。30日は石巻市の小竹浜漁港に地元の漁業者と生徒が集まり、今年1月から校内で育てたナマコ、約70匹を海に放流しました。

県水産高校3年
「水質に関してナマコに影響がないよう、研究しながら育ててきました」
「いっぱい産卵して大きくなってくれたら、とてもうれしい」

地元漁師
「貴重な収入になっているので、放流してもらうと助かる」

放流されたナマコは、6月から7月ごろに産卵時期を迎えるということです。

仙台放送
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