宮城県大郷町が実現を目指すスポーツパーク構想を巡り、町は測量や設計などを進めた結果、町の負担額が約3500万円増える見通しとなったことを明らかにしました。
大郷町は4月30日、構想の事業計画について議会に報告し、町の負担額は今年2月時点から3542万円増え、5億4674万円に上る見通しを明らかにしました。
スポーツパーク構想とは、町内の農地にサッカーグラウンド12面などを整備する構想です。増額の理由について、町は「新たに排水設備の工事が必要になった」などと説明しましたが、議員からは、去年7月時点からは2億円以上の増額となっていることなどについて、見解を求める声が上がりました。
大郷町 田中学町長
「今回お金をかけて積算した予算を、議会に上程して理解を求めることが、今までの争いも全部払拭できる」
この構想については、反対する議会の解散の賛否を問う住民投票の実施を巡り、仙台地裁で審理が行われています。